ゴルフ初心者が知っておきたいマナー|服装・プレー中・グリーン上の注意点を解説
「初めてゴルフ場へ行くけれど、どんなマナーがあるのか分からない」
「服装やクラブハウスでの振る舞いに決まりはある?」
「プレー中に周りへ迷惑をかけないか心配」
初めてゴルフ場でラウンドする方にとって、ショットの技術と同じくらい不安に感じやすいのがゴルフのマナーです。
ゴルフにはルールだけでなく、同伴者やほかの組が気持ちよくプレーするためのマナーがあります。
服装、スタート時間、プレーの進め方、バンカーの使い方、グリーン上での行動など、覚えておきたい内容は少なくありません。
しかし、最初からすべてを完璧にできる必要はありません。
ゴルフ初心者が特に意識したいのは、周囲の安全を守ること、プレーを必要以上に遅らせないこと、コースをきれいに使用することです。
この3つを基本として行動すれば、大きなマナー違反を防ぎやすくなります。
この記事では、初めてゴルフ場へ行く方にも分かりやすいように、来場時の服装からラウンド終了後まで、ゴルフ場で知っておきたい基本的なマナーを解説します。
ゴルフのマナーは何のためにある?
ゴルフ場では、同じコースを多くのプレーヤーが順番に利用します。
自分たちの組だけでなく、前後にも別の組がプレーしています。
そのため、一人ひとりが自由に行動すると、プレーが遅れたり、事故が起こったり、コースが傷んだりする可能性があります。
ゴルフのマナーには、主に次の目的があります。
・プレーヤーの安全を守る
・プレーを円滑に進める
・同伴者の集中を妨げない
・コースを良好な状態に保つ
・ゴルフ場を利用する全員が快適に過ごす
マナーは、上級者だけが守るものではありません。
初心者だからこそ、分からないことを事前に確認し、周囲へ配慮して行動することが大切です。
ゴルフ場へは何分前に到着する?
ゴルフ場には、スタート時間の1時間前を目安に到着すると安心です。
ゴルフ場へ到着してからは、次のような準備があります。
・キャディバッグを預ける
・受付をする
・ロッカーで着替える
・トイレを済ませる
・練習場でボールを打つ
・練習グリーンでパターを確認する
・飲み物や必要な物を準備する
・スタート場所へ移動する
スタート時間ぎりぎりに到着すると、受付や着替えを急ぐことになります。
同伴者を待たせるだけでなく、準備運動ができず、けがや朝一のミスにもつながります。
道路の渋滞や駐車場からクラブハウスまでの移動も考え、余裕を持って出発しましょう。
スタート時間は打ち始める時間
ゴルフ場のスタート時間は、クラブハウスを出る時間ではありません。
原則として、その時間に第1打を打てるよう準備しておく必要があります。
例えば、8時スタートなら、遅くともスタートの10分前程度にはティーイングエリア付近へ移動しておきましょう。
自分の組の順番になってから、ボールやティー、グローブを探し始めると進行が遅れます。
次のものは事前に準備しておきましょう。
・使用するクラブ
・ボール
・ティー
・グローブ
・ボールマーカー
・グリーンフォーク
・飲み物
ゴルフ場へ行くときの服装
ゴルフ場によっては、来場時の服装についてドレスコードが設けられています。
一般的には、次のような服装が無難です。
・襟付きのシャツ
・ジャケットまたは上着
・スラックスや落ち着いたパンツ
・革靴やきれいな靴
夏場はジャケットの着用を不要としているゴルフ場もあります。
一方で、次のような服装は避けた方がよい場合があります。
・サンダル
・クロックスなどの軽い履物
・ジャージ
・スウェット
・ダメージの強いジーンズ
・タンクトップ
・極端にカジュアルな服装
服装規定はゴルフ場によって異なるため、初めて利用する場合は公式案内を事前に確認しましょう。
プレー中の服装
プレー中は、襟付きのゴルフウェアを着用するのが一般的です。
モックネックなど、ゴルフ場が認めているウェアもあります。
シャツの裾については、パンツの中へ入れることを求めるゴルフ場もあれば、デザインによって外へ出してよい場合もあります。
また、帽子やサンバイザーの着用は、日差しや安全対策としても役立ちます。
プレー中の服装で迷った場合は、一般的なゴルフウェアを選べば大きな問題になりにくいでしょう。
クラブハウスでは帽子を外す
クラブハウス内、レストラン、脱衣所などでは、帽子やサンバイザーを外すのが一般的なマナーです。
屋外から戻ったまま帽子を着用し続けないように注意しましょう。
また、雨や泥でウェアやシューズが汚れている場合は、クラブハウスへ入る前に汚れを落とします。
多くのゴルフ場には、エアガンやシューズ用のブラシが用意されています。
キャディバッグの名前を確認する
ゴルフ場では、スタッフが多くのキャディバッグを扱います。
バッグにネームプレートが付いていないと、誰のものか分からなくなる可能性があります。
キャディバッグには、名前が確認できるネームプレートを付けておきましょう。
ゴルフ場へ到着した際に、スタッフへキャディバッグを預けます。
車からバッグを降ろす場所や手順はゴルフ場によって異なるため、案内に従ってください。
大声で話さない
ゴルフでは、ショットを打つときに集中力が必要です。
同伴者が構えに入ったら、会話を止めて静かにしましょう。
次のような行動は避けてください。
・ショット中に話す
・電話をする
・クラブを大きな音で動かす
・カートを発進させる
・プレーヤーの近くを歩く
・視界に入る場所で大きく動く
構えに入る前の会話は問題ありませんが、プレーヤーがボールへ向かい、打つ準備を始めたら静かに待ちましょう。
打つ人の近くに立たない
ショットを打つ人の近くや正面、真後ろに立つと危険です。
ゴルフクラブは大きなスピードで動くため、近くにいるとクラブが当たる可能性があります。
また、ボールが予想外の方向へ飛ぶこともあります。
基本的には、打つ人より十分後方で、安全な距離を取って待ちましょう。
右打ちの人の場合、特にプレーヤーの右側やクラブが通る範囲へ入らないよう注意してください。
素振りをするときも周囲を確認する
ボールを打つときだけでなく、素振りの際も安全確認が必要です。
後ろに人がいないか、地面に石や枝がないかを確認しましょう。
素振りで地面を強くたたくと、土や小石が周囲へ飛ぶ可能性があります。
また、ティーイングエリアやグリーン上で何度も強く素振りをすると、芝を傷める場合があります。
必要な回数にとどめ、安全な場所で行いましょう。
前の組へ打ち込まない
前の組がまだ自分の飛距離内にいる場合は、ショットを打ってはいけません。
「自分はそこまで飛ばないだろう」と考えて打つと、予想以上に飛び、前の組へ届く可能性があります。
特に次の条件では注意が必要です。
・打ち下ろし
・追い風
・地面が硬い
・カート道で跳ねる可能性がある
・ドライバーでナイスショットした場合
・前の組との距離が分かりにくい
迷った場合は、前の組が十分に離れるまで待ちましょう。
安全よりプレー時間を優先してはいけません。
隣のホールへ飛んだら声を出す
ボールが隣のホールや、人がいる可能性のある方向へ飛んだ場合は、大きな声で「ファー」と知らせます。
「ファー」は、飛んでくるボールへの注意を周囲へ伝えるための声です。
恥ずかしがって小さな声で済ませてはいけません。
自分のボールが人へ向かっている可能性がある場合は、すぐにはっきりと声を出しましょう。
同伴者のボールが危険な方向へ飛んだ場合も、気づいた人が声を出します。
自分の順番を把握する
ゴルフでは、基本的にカップから遠い人から打ちます。
ただし、現在は安全を確保したうえで、準備ができた人から打つレディーゴルフも推奨されています。
大切なのは、自分の番が来てから準備を始めないことです。
ほかの人が打っている間に、次の内容を確認しましょう。
・自分のボールの位置
・残り距離
・風向き
・使用するクラブ
・狙う方向
・危険な場所
自分の順番になったら、落ち着いてショットへ入れる状態を作ります。
プレーを遅らせない
ゴルフ初心者が特に意識したいマナーが、プレーファストです。
プレーファストとは、慌てて走ることではありません。
事前に準備し、必要以上に時間をかけずにプレーすることです。
次の行動を意識しましょう。
・自分のボールの位置を確認しておく
・クラブを数本持って移動する
・素振りを増やしすぎない
・アドレス後に長く止まらない
・ボール探しに時間をかけすぎない
・ホールアウト後は早めにグリーンを空ける
・スコアは次のティーイングエリアで記入する
急いでショットを打つ必要はありません。
ショット以外の時間を効率化することが重要です。
クラブを数本持ってボールへ向かう
カートからボールまで距離がある場合は、使う可能性のあるクラブを複数本持って向かいましょう。
例えば、残り距離が正確に分からない場合は、7番、8番、9番アイアンを持っていきます。
1本だけ持ってボールへ行き、距離が合わないからカートへ戻ると、プレーが遅れます。
グリーン周りでも、ウェッジとパターを一緒に持っていくと効率的です。
クラブを置く場所に注意する
グリーン周りでウェッジなどを地面へ置く場合は、次のホールへ向かう動線上に置きましょう。
グリーンの反対側へ置くと、ホールアウト後に取りへ戻る必要があります。
また、深いラフの中にクラブを置くと、見つけにくくなります。
目立つ場所やグリーンとカートの間に置き、置き忘れを防ぎましょう。
ボール探しに時間をかけすぎない
ラフや林へ入ったボールを長時間探すと、後続組を待たせることになります。
現在のルールでは、ボールを探せる時間には制限があります。
ボールが見つからない可能性がある場合は、同伴者も協力して探しましょう。
ただし、自分のボールだけを探すのではなく、ほかのプレーヤーのボール位置も確認しておくと進行がスムーズです。
見つからない場合はルールに従って処置し、プレーを再開します。
暫定球を活用する
ティーショットやセカンドショットがOB、または紛失する可能性がある場合は、暫定球を打っておくとプレー進行に役立ちます。
暫定球を打つ際は、「暫定球を打ちます」と明確に伝えます。
最初のボールが見つかれば、そのボールでプレーを続けます。
見つからない場合は、ルールに従って暫定球を使用します。
暫定球を使わず、ボールが見つからなかった後に元の場所へ戻ると、プレーが大きく遅れる可能性があります。
何球も打ち直さない
ラウンド中にミスショットが出ても、練習のためにその場から何球も打ち直してはいけません。
ゴルフ場は練習場ではありません。
後続組がいないように見えても、勝手に複数球を打つとコース進行や芝の状態に影響します。
ルール上必要な打ち直しを除き、1つのボールでプレーを続けましょう。
ディボット跡を直す
アイアンショットを打つと、芝が削れて飛ぶことがあります。
削れた芝や跡をディボットと呼びます。
ゴルフ場によっては、削れた芝を元の場所へ戻す場合と、目土を入れる場合があります。
カートに目土袋が用意されている場合は、削れた部分へ砂を入れ、平らにならしましょう。
自分が作った跡だけでなく、近くに目立つ跡があれば直すと、後のプレーヤーが気持ちよく利用できます。
バンカーでは低い場所から入る
バンカーへ入るときは、できるだけ縁の低い場所から入ります。
高い斜面から入ると、砂が崩れたり、足を滑らせたりする可能性があります。
バンカーのあごや急な斜面を上り下りするのは避けましょう。
使用するクラブとレーキを持ち、ボールに近い安全な場所から入ります。
バンカーショット後は砂をならす
バンカーショットを打った後は、自分の足跡やクラブの跡をレーキでならします。
足跡が残っていると、後から来たプレーヤーのボールがそこへ入り、難しい状況になる可能性があります。
ならす範囲は、自分が歩いた場所とショットを打った場所です。
強く押しつけすぎず、周囲と同じような状態になるよう整えましょう。
レーキを置く場所はゴルフ場の指示に従ってください。
グリーン上では走らない
グリーンの芝は短く繊細に管理されています。
グリーン上を走ったり、足を引きずったりすると、芝を傷める可能性があります。
歩くときは足を引きずらず、静かに移動しましょう。
特にスパイクで方向転換するときは、芝をねじらないよう注意してください。
ボールマークを直す
グリーンへボールが落ちると、芝がへこむことがあります。
この跡をボールマークまたはピッチマークと呼びます。
自分のボールマークを見つけたら、グリーンフォークを使って修復しましょう。
直さず放置すると、グリーンの状態が悪くなる原因になります。
ボールマークは、へこんだ中心を直接持ち上げるのではなく、周囲から芝を寄せるように直します。
最後にパターの底で軽くならしましょう。
他人のパッティングラインを踏まない
パッティングラインとは、ボールからカップまでの転がる予定の線です。
同伴者のボールとカップの間を歩くと、足跡によって芝の状態が変わる可能性があります。
グリーン上を歩くときは、ほかの人のボール位置を確認し、ラインをまたぐか、外側を通りましょう。
カップの周辺も多くの人が使用するため、必要以上に踏まないようにします。
自分の影にも注意する
晴れた日には、自分の影が同伴者のボールやパッティングラインへかかることがあります。
影が動くと、パッティング中の集中を妨げる可能性があります。
同伴者が構えたら、影の位置も確認し、視界へ入らない場所で静かに待ちましょう。
パッティング中は動かない
同伴者がパターを打つときは、話さず、動かず、静かに待ちます。
特に視界に入る位置でクラブを動かしたり、歩いたりすると集中を妨げます。
カップの真後ろやプレーヤーの真後ろに立つことも避けましょう。
打つ人から少し離れた場所で、安全に待ちます。
ボールはマーカーを使って拾う
グリーン上でボールを拾う場合は、ボールマーカーを使用します。
ボールの真後ろにマーカーを置いてから、ボールを拾います。
戻す際は、マーカーの前へ元の位置どおりにボールを置きます。
ボールを拭きたい場合も、先にマークしてから拾いましょう。
同伴者のパッティングライン上に自分のマーカーがある場合は、依頼に応じて位置をずらします。
カップの近くに立ちすぎない
カップの周辺は多くのプレーヤーが歩くため、芝が傷みやすい場所です。
同伴者のボールを拾うためにカップの縁を踏んだり、カップの近くへ長時間立ったりしないようにしましょう。
ボールを取り出す際も、カップの縁を傷めないよう注意します。
パターやクラブを使ってボールを強引に取り出すことも避けてください。
全員がホールアウトしたら速やかに移動する
グリーン上で全員がカップインしたら、速やかに次のホールへ移動します。
グリーン上に立ったままスコアを確認したり、長く会話したりすると、後続組が打てません。
スコアカードの記入は、次のティーイングエリアへ移動してから行いましょう。
忘れ物がないか確認し、パターやウェッジを持って移動します。
カートの運転ルールを守る
乗用カートの運転方法は、ゴルフ場によって異なります。
自走式、リモコン式、カート道路限定、フェアウェイへの乗り入れ可能など、さまざまです。
ゴルフ場の案内や標識に従って利用しましょう。
自走式カートでは、次の点に注意します。
・急発進や急ブレーキをしない
・前のカートとの距離を取る
・カーブや下り坂で速度を落とす
・乗車前に全員が座ったか確認する
・クラブを持ったまま危険な乗り方をしない
・指定区域以外へ進入しない
カート事故は大きなけがにつながる可能性があります。
運転する人だけでなく、同乗者も安全を確認しましょう。
カートは次のプレーを考えて移動する
カートをボールから遠い位置へ止めると、クラブを取りに戻る必要があります。
一方で、自分のボールだけを優先すると、同伴者が移動しにくくなることがあります。
組全体のボール位置を見ながら、効率よく移動しましょう。
グリーン周りでは、次のホールへ向かいやすい場所にカートを止めることも重要です。
ただし、ゴルフ場のカート停止位置や走行ルールを最優先してください。
携帯電話の使用に注意する
ラウンド中に携帯電話を使用する場合は、同伴者や周囲へ配慮しましょう。
着信音は消音にし、ショット中に音が鳴らないようにします。
長時間の通話や、プレーを止めての操作は避けてください。
仕事などで緊急の連絡が必要な場合は、同伴者へ伝え、安全でプレーを妨げない場所で対応しましょう。
写真や動画を撮影する場合も、後続組を待たせないよう注意します。
喫煙ルールを確認する
ゴルフ場によっては、コース内やクラブハウス内の喫煙場所が決められています。
指定された場所以外での喫煙は避けましょう。
吸い殻をコースへ捨てるのは重大なマナー違反です。
火の取り扱いにも十分注意し、同伴者への配慮を忘れないようにしてください。
ごみをコースへ残さない
ティー、ボールの包装、飲み物の容器、たばこの吸い殻などをコースへ捨ててはいけません。
カートのごみ入れや、ゴルフ場が指定する場所へ捨てましょう。
折れたティーについても、できるだけ拾って専用の回収場所へ入れます。
コースを利用前より汚さないことが基本です。
昼食休憩で遅れない
ハーフ終了後に昼食休憩がある場合は、後半のスタート時間を必ず確認します。
食事や会話に夢中になり、後半のスタートへ遅れないようにしましょう。
後半スタートの10分前程度には、トイレや準備を済ませて移動します。
ロッカーへ戻る必要がある場合も、時間に余裕を持って行動してください。
お酒を飲みすぎない
昼食時にお酒を飲む方もいますが、飲みすぎると判断力や運動能力が低下します。
カートの運転やショットにも影響し、事故につながる可能性があります。
特に暑い日は、アルコールによって脱水のリスクが高まることもあります。
安全にプレーできる状態を保ち、飲酒する場合も量を控えましょう。
車を運転して帰る場合は、当然ながら飲酒してはいけません。
初心者であることを事前に伝える
初めてのラウンドや経験が少ない場合は、同伴者へ事前に伝えておくと安心です。
初心者であることを伝えれば、進行方法やルールについてサポートしてもらいやすくなります。
分からないことを隠して自己判断するより、その場で確認する方が安全です。
ただし、すべてを同伴者へ任せるのではなく、基本的なマナーや持ち物は事前に確認しておきましょう。
初心者はボールを多めに用意する
ボールをなくすたびに長時間探したり、同伴者から借りたりすると進行が遅れます。
初心者は、ボールを多めに用意しましょう。
最初から高価なボールだけを使う必要はありません。
なくしても気持ちを切り替えやすい価格帯のボールを準備しておく方法もあります。
同じ番号や印のボールばかりだと同伴者と区別しにくいため、自分のボールを確認できるようにしておきましょう。
スコアを正しく数える
ゴルフでは、自分のスコアを正しく申告することが基本です。
空振り、OB、ペナルティなども打数に含まれます。
初心者同士の気軽なラウンドで独自のルールを使用する場合は、スタート前に全員で確認しておきましょう。
人によって数え方が違う状態では、スコアを公平に比較できません。
競技や正式なコンペでは、決められたルールに従ってプレーします。
勝手にOKを出さない
短いパットを打たなくても入ったものとして扱うことを、一般的にOKと呼ぶことがあります。
ただし、正式なルールでは、ストロークプレーにおいてカップインするまでプレーするのが基本です。
仲間内のラウンドでOKを使用する場合も、自分で勝手にボールを拾ってはいけません。
同伴者から明確にOKと言われた場合に限り、合意した方法で進めます。
コンペや競技では、主催者のルールを確認しましょう。
アドバイスを押しつけない
同伴者がミスをしたとき、スイングについて教えたくなることがあります。
しかし、求められていないアドバイスは、相手を混乱させたり、不快にさせたりする可能性があります。
特にラウンド中は、複数の技術的な情報を伝えると、相手のプレーを崩す場合があります。
相手から質問された場合は簡潔に答え、基本的には本人のプレーを尊重しましょう。
ミスを責めない
初心者がチョロ、OB、空振りなどをしても、責めたり笑い続けたりしないことが大切です。
ゴルフでは誰でもミスをします。
プレー進行に配慮しながら、「次は安全にいこう」など、前向きに声をかけましょう。
同伴者同士が気持ちよくプレーできる雰囲気を作ることも、ゴルフのマナーです。
ナイスショットへの声かけ
同伴者がよいショットを打った場合は、「ナイスショット」「ナイスオン」「ナイスパー」などと声をかけることがあります。
ただし、必ず大きな声を出さなければならないわけではありません。
前後の組が近い場合は、周囲へ配慮した声量にしましょう。
また、ボールの行方が分からない段階で早く声をかけすぎると、実際には危険な場所へ飛んでいる場合もあります。
結果を確認してから自然に声をかければ十分です。
キャディー付きの場合のマナー
キャディー付きのラウンドでは、クラブ選択、距離、グリーンの読みなどをサポートしてもらえます。
ただし、すべてを任せるのではなく、自分でも準備しましょう。
・自分のボール位置を把握する
・必要なクラブを伝える
・使ったクラブを確認する
・キャディーの案内を聞く
・危険な場所へ勝手に入らない
・無理な要求をしない
キャディーも組全体の進行を支えています。
お互いに気持ちよくやり取りできるよう、丁寧な態度を心がけましょう。
セルフプレーでは全員で協力する
セルフプレーでは、カートの移動、ボール探し、バンカーならし、ピンの扱いなどを自分たちで行います。
一人だけに負担を集中させないよう、組全体で協力しましょう。
例えば、近くにいる人がカートを動かす、余裕のある人がボールを探す、先にホールアウトした人が周囲を確認するなど、状況に応じて動きます。
自分のプレーだけでなく、組全体の進行を見ることが大切です。
プレー終了後にクラブを確認する
18ホールが終了したら、クラブの本数や忘れ物を確認しましょう。
特にウェッジ、パター、ヘッドカバーは、コース上へ置き忘れやすい道具です。
スタッフにキャディバッグを預ける前に、自分でも内容を確認します。
ボール、グローブ、距離計、スマートフォンなど、カートの収納部分に忘れ物がないかも確認しましょう。
エアガンで汚れを落とす
ラウンド後は、シューズやパンツの裾についた芝、泥、砂を落としてからクラブハウスへ入ります。
多くのゴルフ場には、エアガンやブラシが用意されています。
エアガンを使用するときは、周囲の人へ砂や芝を飛ばさないよう注意しましょう。
シューズだけでなく、必要に応じてレインウェアなどの汚れも落とします。
お風呂やロッカーでのマナー
ラウンド後に浴室を利用する場合も、一般的な公共施設と同じように周囲へ配慮します。
・脱衣所をぬらさない
・使用したタオルを放置しない
・大声で話さない
・洗い場を長時間占有しない
・備品を丁寧に扱う
・スマートフォンを使用しない
ゴルフ場によってタオルやアメニティの利用方法が異なるため、案内を確認しましょう。
初心者が最初に覚えたい5つのマナー
すべてを一度に覚えるのが難しい場合は、まず次の5つを意識してください。
1.スタート時間に遅れない
1時間前を目安に到着し、10分前にはスタート場所へ移動します。
2.人が打つときは静かにする
話さず、動かず、安全な場所で待ちます。
3.前の組へ打ち込まない
自分の最大飛距離以上に間隔を空け、安全を確認します。
4.準備を早くしてプレーを進める
クラブを複数持ち、自分の順番が来る前に距離と狙いを決めます。
5.コースをきれいに使う
ディボット、バンカーの足跡、ボールマークを直します。
この5つを守るだけでも、大きなマナー違反を減らせます。
マナーが分からないときは確認する
ゴルフ場やコンペによって、服装、カート、プレー方法などの決まりが異なる場合があります。
分からないことがあれば、同伴者やゴルフ場スタッフへ確認しましょう。
知らないまま自己判断するより、事前に聞く方が安心です。
初心者であることを伝えれば、多くの場合は丁寧に案内してもらえます。
まとめ
ゴルフのマナーは、同伴者やほかの組が安全かつ快適にプレーするためにあります。
初心者がまず意識したいのは、安全を守ること、プレーを遅らせないこと、コースをきれいに使用することです。
ゴルフ場へはスタート時間の1時間前を目安に到着し、10分前にはティーイングエリア付近へ移動しましょう。
同伴者が打つときは静かに待ち、前の組が自分の飛距離内にいる場合はショットを打ってはいけません。
プレー中は、クラブを数本持って移動し、自分の順番が来る前にクラブと狙いを決めておきます。
また、ディボット跡、バンカーの足跡、グリーン上のボールマークは、自分で直すことが基本です。
最初からすべて完璧に行う必要はありません。
分からない場合は同伴者やスタッフへ確認し、周囲への配慮を忘れずにプレーしましょう。
大阪市生野区のGOLF STUDIO SHADOWでは、スイングやショットの練習だけでなく、初めてコースへ出る方に向けたゴルフ場での流れ、基本ルール、マナーについても分かりやすくアドバイスしています。
コースデビューを控えている方や、ラウンド中の動き方に不安がある方も、お気軽にご相談ください。
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