雨の日のゴルフに必要な持ち物とスコアを崩さないコツを解説
「雨の日のゴルフは何を持っていけばいい?」
「グリップが滑ってうまく振れない」
「雨の日になると急にスコアが崩れる」
ゴルフは屋外で行うスポーツのため、ラウンド当日に雨が降ることもあります。
雨の日は、晴れている日と比べてクラブやグローブがぬれやすく、地面も柔らかくなります。ボールが飛びにくくなったり、ショットの距離感が変わったりするため、普段どおりのプレーが難しく感じるでしょう。
また、ウェアがぬれて身体が冷えたり、足元が滑りやすくなったりすると、集中力やスイングにも影響します。
雨の日にスコアをまとめるためには、特別なショットを打つことより、十分な準備をして、大きなミスを減らすことが重要です。
この記事では、雨の日のゴルフに必要な持ち物、服装、ショットの注意点、スコアを崩さないコースマネジメントについて分かりやすく解説します。
雨の日のゴルフは何が難しい?
雨の日は、単に身体やクラブがぬれるだけではありません。
コースの状態やボールの飛び方も変わります。
グリップが滑りやすくなる
グリップやグローブがぬれると、クラブが手の中で滑りやすくなります。
滑ることを恐れて強く握ると、腕や肩に力が入り、スムーズに振れなくなることがあります。
地面が柔らかくなる
雨で地面が柔らかくなると、クラブが地面へ刺さりやすくなります。
ボールの少し手前を打っただけでも、大きなダフリになる可能性があります。
ボールが転がりにくくなる
フェアウェイやグリーンがぬれていると、ボールが着地した後のランが少なくなります。
晴れている日と同じ感覚で距離を計算すると、予定よりショートすることがあります。
ラフが重くなる
ぬれたラフでは、芝がクラブへ絡みつきやすくなります。
普段よりクラブヘッドが動きにくくなり、飛距離が落ちることがあります。
身体が動きにくくなる
レインウェアを着ると、肩や腕まわりが動かしにくくなる場合があります。
また、身体が冷えると筋肉が硬くなり、普段どおりのスイングをしにくくなります。
雨の日のゴルフに必要な持ち物
雨の日は、普段のゴルフ用品に加えて、雨対策の道具を準備しましょう。
レインウェア
雨の日の必須アイテムは、上下に分かれたゴルフ用のレインウェアです。
ゴルフ用のレインウェアは、スイングしやすいように肩や腕が動かしやすく作られています。
普段使いのカッパでは、動きにくかったり、蒸れやすかったりすることがあります。
レインウェアを選ぶときは、次の点を確認しましょう。
・肩や腕を動かしやすい
・パンツの上から着られる
・防水性がある
・蒸れにくい
・袖や裾を調整できる
・ポケットが使いやすい
雨が降ってから着るのではなく、強く降りそうな場合は早めに着ておくとよいでしょう。
ゴルフ用の傘
ゴルフ用の傘は、一般的な傘より大きく、身体やクラブを雨から守りやすい特徴があります。
プレー中だけでなく、カートからボールの場所まで移動するときにも役立ちます。
風が強い日は、傘が飛ばされたり、裏返ったりする可能性があります。
使用するときは周囲の安全を確認し、カートへ戻す際はしっかり固定しましょう。
予備のグローブ
雨の日は、グローブがぬれて滑りやすくなります。
1枚だけでは途中から使用しにくくなるため、複数枚準備しましょう。
目安として、最低でも2枚から3枚あると安心です。
雨が強い日には、さらに多めに用意してもよいでしょう。
使用していないグローブは、ビニール袋や防水ポーチに入れて、ぬれないように保管します。
雨用グローブを使用する方法もあります。
雨用グローブは、ぬれた状態でも滑りにくい素材を使用しているものがあります。
タオル
雨の日は、タオルを複数枚用意しましょう。
1枚だけではすぐにぬれてしまいます。
用途を分けると使いやすくなります。
・グリップを拭くタオル
・クラブフェースを拭くタオル
・手や顔を拭くタオル
・カートや荷物を拭くタオル
乾いたタオルは、キャディバッグの中や防水袋に保管してください。
グリップを拭くタオルは、傘の内側やカートの雨が入りにくい場所へ置くと使いやすくなります。
防水性のあるゴルフシューズ
雨の日は、シューズの防水性が重要です。
靴の中まで水が入ると、不快なだけでなく、足が冷えたり、靴の中で滑ったりします。
スパイクやソールの状態も確認しましょう。
摩耗していると、ぬれた芝や傾斜で滑りやすくなります。
ラウンド前に、防水スプレーを使用する方法もあります。
ただし、シューズの素材によって使用できる製品が異なるため、説明を確認してください。
予備の靴下
シューズが防水仕様でも、強い雨では靴下がぬれることがあります。
ハーフ終了後やラウンド後に履き替えられるよう、予備の靴下を用意しましょう。
足元が乾くだけでも、後半の集中力を保ちやすくなります。
帽子やレインキャップ
雨が顔や目に入ると、アドレスやパッティングに集中しにくくなります。
つばのある帽子や、防水性のあるレインキャップを使用しましょう。
通常の帽子でも使えますが、長時間雨に当たると水を吸って重くなる場合があります。
着替え
ラウンド後に身体がぬれたままだと、体温が下がりやすくなります。
次の着替えを準備しておくと安心です。
・シャツ
・パンツ
・下着
・靴下
・上着
・タオル
着替えはビニール袋や防水バッグへ入れ、ぬれないように保管しましょう。
ビニール袋・防水バッグ
雨の日は、ぬれた物と乾いた物を分けるためにビニール袋が役立ちます。
・ぬれたグローブ
・使用済みタオル
・レインウェア
・着替え
・スマートフォンや財布
複数枚用意しておくと便利です。
スマートフォン、財布、鍵などの貴重品は、防水ポーチへ入れておくと安心です。
クラブ用のレインカバー
キャディバッグにレインカバーが付いている場合は、クラブのグリップ部分を雨から守れます。
グリップがぬれるとショットへ大きく影響するため、できるだけ閉じておきましょう。
クラブを取り出した後も、カバーを開けたままにしないことが大切です。
カイロや薄手の防寒着
気温が低い日の雨は、身体が冷えやすくなります。
春や秋でも、雨と風が重なると体感温度が大きく下がることがあります。
薄手の防寒着やカイロを用意しておくと安心です。
ただし、カイロを直接肌へ貼るのは避け、低温やけどに注意してください。
雨の日の服装の選び方
雨の日は、防水性だけでなく動きやすさも重要です。
レインウェアの下に厚着をしすぎると、身体を回しにくくなります。
吸汗速乾性のあるインナーと、薄手のウェアを重ねる方法がおすすめです。
気温が低い場合は、薄いウェアを複数重ね、暑くなったら調整できるようにしましょう。
綿素材のウェアは、水を吸うと重くなり、乾きにくい傾向があります。
雨の日は、速乾性のある素材を選ぶと快適にプレーしやすくなります。
スタート前にクラブとグローブをぬらさない
雨の日のプレーでは、スタート前の準備から注意が必要です。
練習場で使用したグローブやタオルがすでにぬれていると、ラウンド開始時から滑りやすくなります。
練習用と本番用のグローブを分ける方法もあります。
また、練習後はクラブのグリップを乾いたタオルで拭き、レインカバーの中へ戻しましょう。
雨の日は飛距離が落ちる?
雨の日は、晴れの日より飛距離が落ちることがあります。
主な理由は次のとおりです。
・気温が低い
・ボールやクラブフェースがぬれている
・空気中の水分や雨の抵抗がある
・地面が柔らかくランが出ない
・レインウェアで身体が動きにくい
・滑らないようにスイングを抑える
特に、着地後のランが少なくなる影響は大きいでしょう。
晴れの日にドライバーでキャリー200ヤード、ラン20ヤードだった場合、雨の日はランがほとんど出ず、総距離が短くなる可能性があります。
飛距離が落ちることを前提にクラブを選びましょう。
雨の日は1番手大きいクラブを検討する
雨の日は飛距離が落ちやすいため、普段より1番手大きいクラブを持つ方法があります。
例えば、晴れの日に8番アイアンで打つ距離を、7番アイアンで打つ考え方です。
大きいクラブを持っても、強く振る必要はありません。
7割から8割程度のスイングで、バランスよく打ちましょう。
ただし、追い風や打ち下ろしなど、飛距離が伸びる条件もあります。
雨だから必ず1番手上げるのではなく、風、高低差、ライも確認してください。
雨の日はグリップを強く握らない
グリップがぬれると、クラブが滑りそうで強く握りたくなります。
しかし、強く握りすぎると腕や肩が硬くなり、クラブをスムーズに振れません。
最も重要なのは、打つ直前までグリップとグローブを乾いた状態に保つことです。
ショット前には、次の順番で準備しましょう。
1.傘の下でクラブを持つ
2.グリップを乾いたタオルで拭く
3.グローブを確認する
4.素振りを必要以上に繰り返さない
5.構えたら早めに打つ
ぬれた状態のまま強く握るのではなく、乾かしてから通常の握る強さで打ちましょう。
雨の日は素振りを増やしすぎない
雨の日は、身体の動きを確認するために素振りを何度もしたくなることがあります。
しかし、素振りを繰り返すほど、クラブやグリップが雨にさらされます。
また、地面がぬれている状態で何度も素振りをすると、クラブに泥や水が付きます。
ショット前の素振りは1回から2回程度にし、リズムを確認したら早めに打ちましょう。
地面が柔らかいときはダフリに注意する
雨の日は地面が柔らかく、クラブが地面へ刺さりやすくなります。
晴れの日なら多少手前を打っても滑ってくれることがありますが、雨の日は大きく減速する可能性があります。
ダフリを減らすためには、次の点を意識しましょう。
・クラブを少し短く持つ
・振り幅を大きくしすぎない
・ボールを上げようとしない
・下半身を大きく動かさない
・フィニッシュまでバランスを保つ
・ボールを先に打つ意識を持つ
強く打とうとせず、ミートを優先してください。
足元を安定させる
ぬれた芝や泥の上では、スイング中に足が滑ることがあります。
足を滑らせないために、普段より少し広めのスタンスを取りましょう。
また、フルスイングを避け、7割から8割程度の力で振ります。
急な傾斜では、無理にグリーンを狙わず、短いクラブで安全な場所へ運ぶことが大切です。
ショット前に、足元が沈まないか、滑らないかを確認しましょう。
ラフからは短いクラブを選ぶ
雨でぬれたラフは、晴れの日より重くなります。
クラブヘッドへ芝が絡み、飛距離が大きく落ちることがあります。
深いラフからフェアウェイウッドやロングアイアンを使うと、クラブが芝に負け、ボールがほとんど前へ進まない場合があります。
残り距離が長くても、ウェッジやショートアイアンでフェアウェイへ出すことを優先しましょう。
1打で大きく進もうとせず、ミスを1回で終わらせることが重要です。
バンカーは砂の状態を確認する
雨の日のバンカーは、砂が締まって硬くなっていることがあります。
晴れの日の柔らかい砂と同じように打つと、クラブが砂へ入らず、ボールへ直接当たってホームランになる可能性があります。
反対に、水を多く含んで非常に重くなっている場合もあります。
バンカーへ入ったら、足元の感触やほかのショット跡を見て、砂の状態を確認しましょう。
初心者は、ピンへ寄せるより、まず1回で外へ出すことを優先してください。
アプローチは転がりが少なくなる
グリーンやその周辺がぬれていると、アプローチのボールが普段より転がらないことがあります。
晴れの日と同じ場所へ落とすと、カップより大きく手前に止まる可能性があります。
そのため、普段より少し遠くへキャリーさせる必要がある場合があります。
ただし、グリーンの一部だけがぬれている場合や、傾斜が強い場合は転がることもあります。
練習グリーンで、当日の転がり方を確認しておきましょう。
グリーンは必ず遅くなるとは限らない
雨の日のグリーンは一般的にボールが転がりにくくなります。
しかし、必ずしもすべての場所が同じ速さになるとは限りません。
水がたまっている場所、傾斜、芝の状態によって転がりが変わります。
雨が一時的に弱くなったり止んだりすると、時間とともに速さが変わることもあります。
パットでは、スタート前の感覚だけに頼らず、各ホールでボールの転がりを確認しましょう。
パターではしっかり打つ
雨でグリーンが重くなっている場合、普段より少し強く打つ必要があります。
ただし、「雨だから強く打つ」と決めつけて、すべてのパットを強く打つのは危険です。
まずは練習グリーンで長いパットを打ち、どの程度転がるかを確認します。
ラウンド中も、前の人のパットを見て、転がり方を参考にしましょう。
雨の日はピンを狙いすぎない
雨の日は、ショットの距離や方向が普段より不安定になります。
その状態でピンを直接狙うと、バンカーや池などの危険へ入りやすくなります。
基本的には、グリーン中央や広い場所を狙いましょう。
特に、ピンがグリーンの端にある場合は、無理に攻めないことが大切です。
グリーンへ乗れば、長いパットが残ってもスコアをまとめられます。
雨の日はボギーで十分と考える
雨の日に晴れの日と同じスコアを出そうとすると、無理なショットを選びやすくなります。
難しい状況では、パーではなくボギーを目標にしましょう。
例えば、パー4で2打目からグリーンを直接狙うのが難しい場合は、グリーン手前へ刻み、3打目で乗せて2パットでもボギーです。
悪天候の中では、大きなミスをしないことが最優先です。
ドライバーを使わない選択も必要
左右が狭いホールや、足元が不安定な場面では、ドライバーを使わない選択も考えましょう。
フェアウェイウッドやユーティリティで、次を打てる場所へ運ぶ方法があります。
雨の日はランが少ないため、普段より飛距離は落ちます。
それでも、OBや林へ入れるより、安全にフェアウェイへ残す方がスコアにつながります。
水たまりやぬかるみからは救済を確認する
コース内に一時的な水たまりがある場合や、ボールがぬかるみに入った場合は、ルールに基づいて救済を受けられることがあります。
カジュアルウォーターという言葉が使われることもありますが、現在は一般区域における一時的な水として扱われます。
ボールの位置やスタンスが水の影響を受ける場合、罰なしの救済を受けられる可能性があります。
ただし、救済の条件やドロップする場所には決まりがあります。
判断が分からない場合は、同伴者や競技委員、ゴルフ場スタッフへ確認しましょう。
クラブフェースは毎回拭く
クラブフェースに水、泥、芝が付いたまま打つと、ボールの飛び方やスピン量が安定しません。
特にアイアンやウェッジでは、フェースの溝に泥や芝が入ります。
ショット前にクラブフェースを確認し、タオルやブラシで汚れを落としましょう。
ショット後も軽く拭いてからキャディバッグへ戻すと、次に使用するときの準備が早くなります。
プレー進行を遅らせない工夫
雨の日は、傘、タオル、レインカバーなどの扱いで時間がかかります。
普段よりプレー進行が遅くなりやすいため、準備を早めに行いましょう。
・自分の番が来る前にクラブを決める
・予備クラブを数本持ってボールへ向かう
・タオルを取り出しやすい場所へ置く
・グローブの交換を早めに行う
・スコアは移動中や次のティーで記録する
・傘やクラブを置き忘れない
焦る必要はありませんが、効率よく動くことが大切です。
雷が鳴ったらプレーを中断する
雨だけでなく雷が発生している場合は、非常に危険です。
雷鳴が聞こえたら、自己判断でプレーを続けないでください。
ゴルフ場の放送やサイレン、スタッフの指示に従い、クラブハウスや指定された安全な場所へ避難しましょう。
高い木の下や開けた場所、金属製のクラブやカートの近くにとどまるのは危険です。
スコアより安全を最優先にしてください。
雨が強すぎる場合は無理をしない
強い雨、雷、強風、視界不良などがある場合は、プレーを中断または中止する判断も必要です。
雨の日にプレーすること自体は珍しくありませんが、危険な状況で無理に続ける必要はありません。
身体が冷えて震える、足元が滑る、クラブを握れない、視界が悪いといった場合も、ゴルフ場スタッフへ相談しましょう。
雨の日のスコアを振り返る
雨の日のラウンド後は、合計スコアだけでなく、どのようなミスが多かったかを確認しましょう。
・グリップが滑った回数
・ダフリの回数
・ラフから出せなかった回数
・距離がショートした回数
・3パットした回数
・足元が滑った場面
・準備不足だった持ち物
原因を記録しておくと、次回の雨の日に準備しやすくなります。
スイングの問題ではなく、グローブやタオルの不足がスコアに影響している可能性もあります。
まとめ
雨の日のゴルフでは、レインウェア、傘、予備のグローブ、複数のタオル、防水シューズ、着替えなどの準備が重要です。
特に、グリップとグローブを乾いた状態に保つことが、ショットの安定につながります。
コースでは地面が柔らかくなり、ランが減るため、普段より飛距離が落ちることがあります。
必要に応じて1番手大きいクラブを選び、7割から8割程度のスイングでミートを優先しましょう。
また、ぬれたラフや傾斜から無理に距離を出さず、グリーン中央やフェアウェイなど安全な場所を狙うことが大切です。
晴れの日と同じスコアを無理に求めず、ボギーを基本として大きなミスを減らしてください。
大阪市生野区のGOLF STUDIO SHADOWでは、雨の日や風の強い日など、状況に応じたクラブ選択やコースマネジメントについてもアドバイスしています。
悪天候になるとスコアが大きく崩れる方や、雨の日の打ち方に不安がある方も、お気軽にご相談ください。
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