ドライバーを使わない方がいいホールとは?ティーショットの考え方を解説

query_builder 2026/07/31
ブログ

「ティーショットでは毎回ドライバーを使うべき?」

「短いパー4でもドライバーを持った方がいい?」

「ドライバーを使わないのは逃げているように感じる」

ゴルフのティーショットといえば、ドライバーを思い浮かべる方が多いでしょう。

ドライバーは、ゴルフクラブの中で最も飛距離を出しやすいクラブです。遠くまでボールを飛ばせれば、グリーンまでの残り距離が短くなり、次のショットを短いクラブで打てます。

しかし、すべてのホールでドライバーを使うことが、必ずしも正しいとは限りません。

ホールの形状、ハザードの位置、フェアウェイの幅、自分の球筋や調子によっては、フェアウェイウッドやユーティリティを選んだ方が、スコアをまとめやすい場合があります。

ティーショットの目的は、最も遠くへ飛ばすことではありません。

次のショットを打ちやすい場所へ、安全にボールを運ぶことです。

この記事では、ドライバーを使わない方がよいホールの特徴や、ティーショットでクラブを選ぶときの考え方について分かりやすく解説します。

ティーショットはドライバーでなくてもいい

パー4やパー5のティーショットでは、ドライバーを使うゴルファーが多くいます。

しかし、ゴルフのルール上、ティーショットで使用するクラブに決まりはありません。

ドライバーだけでなく、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンを使用しても問題ありません。

重要なのは、次のショットを打ちやすい場所へボールを運ぶことです。

ドライバーで250ヤード飛ばして林やOBへ入るより、ユーティリティで190ヤードをフェアウェイへ運ぶ方が、スコアにつながる場合があります。

飛距離が少し短くなっても、大きなミスを避けられるのであれば、ドライバーを使わない選択には十分な価値があります。

ドライバーを使わない方がいいホールの特徴

ここからは、ドライバー以外のクラブを検討したい代表的な場面を紹介します。

1.左右が狭いホール

左右にOB、林、池などがあり、フェアウェイが狭いホールでは、ドライバーを使うリスクが高くなります。

ドライバーは飛距離が出る反面、少しの方向のずれでも、落下地点では大きな曲がり幅になります。

フェアウェイウッドやユーティリティは、ドライバーよりクラブが短いため、一般的にはボールへ当てやすく、方向性を出しやすい傾向があります。

左右が狭いホールでは、最大飛距離よりも、プレーできる場所へ残すことを優先しましょう。

特にスタートホールや、緊張しやすい場面では、無理にドライバーを使わない判断も有効です。

2.ドライバーの飛距離地点にハザードがあるホール

ドライバーでいつも飛ぶ距離の周辺に、池、バンカー、深いラフなどがある場合は注意が必要です。

例えば、ドライバーの平均飛距離が230ヤードで、220ヤードから240ヤード地点にフェアウェイバンカーがあるとします。

この場合、ドライバーを通常どおり打つと、ちょうどバンカーへ入る可能性があります。

一方、ユーティリティで190ヤードから200ヤードを打てば、ハザードの手前へ安全に刻めます。

ティーショットでは、最も遠くへ飛ばせるクラブではなく、ハザードを避けられるクラブを選ぶことが大切です。

3.短いパー4

距離の短いパー4では、ドライバーを使わなくても、2打目を十分に短いクラブで打てる場合があります。

例えば、300ヤード前後のパー4で、ユーティリティを使って190ヤード飛ばせれば、残りは約110ヤードです。

110ヤードであれば、ウェッジやショートアイアンでグリーンを狙える方も多いでしょう。

ドライバーでグリーン近くまで運べる可能性があっても、左右が狭かったり、グリーン周辺にバンカーやOBがあったりする場合は、リスクが高くなります。

短いホールほど「バーディーを取りたい」「少しでもグリーンへ近づけたい」と考えやすくなりますが、安全に2打でグリーンを狙える距離を残すことも立派なコースマネジメントです。

4.フェアウェイが途中から狭くなるホール

ティーグラウンドから見ると広く感じても、ドライバーの落下地点付近だけフェアウェイが狭くなっているホールがあります。

このようなホールでは、短いクラブを使うことで、フェアウェイが広い手前のエリアにボールを止められる場合があります。

ドライバーで飛ばした先が狭いのであれば、飛距離のメリットより、方向性のリスクが大きくなります。

ティーショットを打つ前には、フェアウェイ全体を見るだけでなく、自分のボールが落ちる距離付近の幅を確認しましょう。

5.強く曲がるドッグレッグホール

フェアウェイが途中で右や左へ大きく曲がっているホールを、ドッグレッグホールといいます。

ドライバーで真っすぐ飛ばしすぎると、フェアウェイを突き抜けて林やラフへ入る場合があります。

また、曲がり角を越えようとして無理な方向を狙うと、OBや林へ入る危険もあります。

ドッグレッグホールでは、まず曲がり角までの距離を確認しましょう。

曲がり角まで200ヤードしかない場合は、ドライバーではなく、ユーティリティやアイアンで狙った位置へ運ぶ方が安全です。

最短ルートを狙うより、次にグリーンが見える場所へ置くことを優先してください。

6.打ち下ろしが強いホール

強い打ち下ろしのホールでは、平地よりもボールが遠くまで飛ぶことがあります。

ドライバーを使うと、普段より飛距離が出て、想定していなかったバンカーやラフまで届く可能性があります。

特に地面が硬い日や追い風では、着地後のランも増えます。

ホールの表示距離だけでなく、高低差、風、地面の状態を考えてクラブを選びましょう。

通常ならドライバーを使う距離でも、打ち下ろしが大きい場合は、フェアウェイウッドやユーティリティで十分なことがあります。

7.強い追い風が吹いているホール

追い風ではボールが前へ運ばれやすく、いつもより飛距離が伸びます。

ドライバーの落下地点にハザードがある場合、普段は届かなくても、追い風によって届いてしまう可能性があります。

また、追い風ではボールが地面に落ちた後も転がりやすくなることがあります。

風が強い日は、普段の飛距離だけでクラブを決めず、風による距離の変化も考えましょう。

8.朝一や調子が悪いとき

朝一のティーショットでは、身体が十分に動いておらず、緊張も重なりやすくなります。

この状態でドライバーを全力で振ると、左右へ大きく曲がる可能性があります。

身体が動いていないと感じる場合や、練習場でドライバーの調子が悪かった場合は、フェアウェイウッドやユーティリティを選ぶ方法があります。

最初の数ホールを安全に進め、身体が動いてきてからドライバーを使用しても問題ありません。

ラウンド中にドライバーが大きく曲がり始めた場合も、使い続ける必要はありません。

その日の調子に合わせてクラブを変えることが大切です。

9.スコアを崩したくない場面

コンペの終盤や、ベストスコアが見えている場面では、無理にドライバーを使わない方がよいことがあります。

例えば、最終ホールでボギー以内ならベストスコアを更新できる場合、ティーショットで最大飛距離を狙う必要はありません。

安全なクラブでフェアウェイへ運び、次のショットを打ちやすくする方が、目標を達成しやすくなります。

ゴルフでは、そのホールで何を目指しているかによって、最適なクラブが変わります。

パーを狙う必要がない場面では、ボギーで確実に上がるルートを選ぶことも重要です。

ドライバーを使うメリット

ドライバーを使わない場面を紹介しましたが、もちろんドライバーには大きなメリットがあります。

・最も飛距離を出しやすい
・2打目の残り距離を短くできる
・短いクラブでグリーンを狙いやすくなる
・長いパー4やパー5で有利になる
・ハザードを越えられる可能性がある

フェアウェイが広く、ドライバーの落下地点に大きな危険がないホールでは、積極的に使う価値があります。

方向性が安定している方にとって、ドライバーはスコアを縮める大きな武器です。

重要なのは、ドライバーを使うか使わないかを毎回同じ基準で決めないことです。

ドライバーを使わないデメリット

ドライバーを使わない場合は、飛距離が短くなるため、2打目の距離が長くなります。

短いクラブで安全にティーショットを打っても、次に難しいフェアウェイウッドや長いアイアンが必要になるのであれば、必ずしも有利とは限りません。

例えば、長いパー4でユーティリティを使い、残りが220ヤードになった場合、2打目でグリーンを狙うのは難しくなります。

そのホールをボギーでよいと考えるなら問題ありませんが、パーを狙うならドライバーが必要な場合もあります。

ティーショットだけでなく、2打目以降まで考えてクラブを選びましょう。

ティーショットのクラブを選ぶ手順

ティーグラウンドに立ったら、すぐにドライバーを持つのではなく、次の順番で考えましょう。

1.ホールの距離を確認する

まず、ティーからグリーンまでの全体距離を確認します。

パー4やパー5でも、短いホールと長いホールでは必要な飛距離が異なります。

2.ハザードまでの距離を確認する

池、バンカー、OB、林、フェアウェイが狭くなる地点までの距離を確認します。

自分のクラブごとの平均飛距離と照らし合わせましょう。

3.自分の球筋を考える

スライスしやすい方は、右側のOBや池に注意が必要です。

フックしやすい方は、左側の危険を確認します。

真っすぐ打てることを前提にせず、自分が出やすい球筋を考慮して狙いを決めましょう。

4.次のショットを考える

ティーショットを打った後、何ヤード残るかを考えます。

短いクラブで安全に打っても、次に苦手な距離が残るのであれば、別の選択肢を考える必要があります。

反対に、ドライバーを使わなくても得意な100ヤード前後が残るなら、安全なクラブを選びやすくなります。

5.その日の調子を考える

練習場や前のホールで、ドライバーが安定しているかを確認します。

普段はドライバーを使うホールでも、その日の調子が悪ければ違うクラブを選んでも構いません。

最大飛距離ではなく平均飛距離で考える

クラブ選択では、自分が一度だけ出した最大飛距離ではなく、平均的な飛距離を基準にしましょう。

ドライバーで最大250ヤード飛んでも、平均が220ヤードであれば、基本的には220ヤード前後として考えます。

ユーティリティやフェアウェイウッドも同様です。

また、キャリーとランの違いも重要です。

池やバンカーを越える場合は、転がりを含めた総距離ではなく、空中を飛ぶキャリーを確認する必要があります。

フェアウェイウッドを使う場合の注意点

フェアウェイウッドは、ドライバーより短く、方向性を出しやすいと感じる方が多いクラブです。

ただし、必ずしもすべての人にとって簡単とは限りません。

3番ウッドはロフト角が小さく、初心者には難しい場合があります。

ティーショットで使用するなら、5番ウッドや7番ウッドの方が打ちやすいこともあります。

ドライバーを避けるために、苦手なクラブを無理に使っては意味がありません。

自分が安定して打てるクラブを選びましょう。

ユーティリティは安全な選択肢になりやすい

ユーティリティは、フェアウェイウッドよりクラブが短く、アイアンよりボールを上げやすい設計のものが多くあります。

ティーアップすれば、初心者でも比較的安定して打ちやすいクラブです。

180ヤードから200ヤード程度を安全に運べるユーティリティがあれば、狭いホールや短いパー4で大きな武器になります。

練習場では、ティーを低めにしてユーティリティを打つ練習も行っておきましょう。

アイアンでティーショットを打ってもいい

非常に狭いホールや、短い距離だけ運べばよいホールでは、アイアンを使う方法もあります。

7番アイアンで150ヤード前後を安定して打てる方なら、短いパー4で安全な場所へ運べる場合があります。

ただし、アイアンで刻みすぎて、次に長い距離が残るとスコアを作りにくくなります。

アイアンを使う場合も、次のショットまで考えて選びましょう。

ティーの高さも調整する

フェアウェイウッドやユーティリティをティーショットで使う場合は、ドライバーよりティーを低くします。

地面から少しだけボールが浮く程度を目安にしましょう。

ティーを高くしすぎると、クラブヘッドの上側に当たり、ボールが高く上がりすぎる場合があります。

反対に、低すぎると地面から打つのとほとんど変わりません。

練習場で自分が打ちやすい高さを確認しておくことが大切です。

練習場でティーショットの選択肢を作る

コースでドライバー以外を使うためには、普段から練習しておく必要があります。

練習場では、ドライバーだけでなく、次のクラブでもティーショットを想定して打ちましょう。

・5番ウッド
・7番ウッド
・ユーティリティ
・5番アイアン
・6番アイアン
・7番アイアン

それぞれの平均飛距離と曲がり幅を把握します。

「狭いホールではこのクラブを使う」と決められる1本を作っておくと、ラウンド中に迷いにくくなります。

ドライバーを持たないことは逃げではない

ドライバーを使わない選択をすると、「消極的なのではないか」と感じる方もいます。

しかし、ゴルフは飛距離を競う競技ではなく、少ない打数でカップへ入れる競技です。

ホールの状況や自分の調子を考え、最もスコアにつながるクラブを選ぶことが大切です。

プロゴルファーでも、ホールによってフェアウェイウッドやアイアンでティーショットを打つことがあります。

ドライバーを持たないことは逃げではなく、目的を持ったクラブ選択です。

スコア別の考え方

100切りを目指す方

100切りを目指す方は、OBや池などのペナルティを減らすことが重要です。

左右が狭いホールでは、ドライバーの飛距離より、次を打てる場所へ残すことを優先しましょう。

ボギーやダブルボギーで上がれるルートを考えます。

90切りを目指す方

90切りを目指す段階では、安全性だけでなく、2打目の距離も考える必要があります。

ドライバーを避けることで長い距離が残りすぎる場合は、方向性を保ちながらドライバーを使う技術も必要です。

さらに上を目指す方

スコアレベルが上がるほど、飛距離を生かして短いクラブでグリーンを狙うメリットが大きくなります。

ただし、ホールごとにリスクとリターンを比較する考え方は変わりません。

まとめ

ティーショットでは、必ずドライバーを使う必要はありません。

左右が狭いホール、ドライバーの飛距離地点にハザードがあるホール、短いパー4、強いドッグレッグなどでは、フェアウェイウッドやユーティリティを選んだ方がスコアにつながる場合があります。

クラブを選ぶときは、ホールの距離だけでなく、ハザードの位置、自分の平均飛距離、球筋、当日の調子、次のショットまで考えましょう。

ドライバーを使わないことは、消極的な選択ではありません。

次を打ちやすい場所へボールを運ぶための、立派なコースマネジメントです。

大阪市生野区のGOLF STUDIO SHADOWでは、スイングレッスンだけでなく、ティーショットのクラブ選択や、スコアを崩さないコースマネジメントについてもアドバイスしています。

ドライバーでOBが多い方や、コースでどのクラブを選べばよいか迷う方も、お気軽にご相談ください。


記事検索

NEW

  • ラウンド前日にやってはいけないゴルフ練習とは?スコアを崩さないための準備をプロが解説

    query_builder 2026/09/22
  • 90切り・80切りを目指す人が変えるべき練習方法|スコアの壁を超えるために必要なこと

    query_builder 2026/09/21
  • 練習しているのにスコアが良くならないのはなぜ?伸び悩むゴルファーに多い原因をプロが解説

    query_builder 2026/09/20
  • 正しいゴルフスイングとは?実は「形」だけではありません|プロが考える本当に大切なポイント

    query_builder 2026/09/19
  • 正しいゴルフスイングとは?実は「形」だけではありません|プロが考える本当に大切なポイント

    query_builder 2026/09/18

CATEGORY

ARCHIVE